母、不登校サークルに参加してみる

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最近のトピックスで不登校の児童生徒が過去最高34万人に達したという話題がありましたよね  不登校が珍しいことではなくなり、あえて学校に行かないという選択をする子も少なくないとか  世の中にはこんなにたくさんの不登校の子がいるのだから、不登校でも学びのチャンスは沢山用意されていて、どんな選択をしても間違いじゃない  そんなネット記事を読んだりもします

だけど、実際自分の子供が学校に行かないということは、親にとって簡単に受け入れられることではないですよね、少なくとも私はそうでした

暗くて長く、出口がどこにあるかも分からないトンネルに放り出されたような、不安と恐怖でいっぱいの日々でした  親として何をするのが正解なのか、また何をしないのが正解なのか、情報を探し回っていました

スマホやパソコンの検索履歴には不登校に関する関連ワードが並んでいました  調べてみてもかえって不安になることも多く、それでも一人で抱えきれない不安を払しょくするために不登校に関する情報を求めていました

今まさに同じ体験をしているとか、すでに不登校を克服された方のブログなどはよく読ませていただきました  同じような経験をしていて、同じような苦しみを味わった方の発信するものは、勇気づけられることも多かったですし、いつか笑ってそんな日もあったと言えるように絶対になる!と強く感じていました

ただ、実際には身近に不登校の子を持つ親の知り合いはいなかったので、やはり私は孤独でした  できれば同じ境遇にある方々とつながり、話をしたい、話を聞きたいという気持ちが強くなりました  そういった類のサークルのようなものが存在することは割とすぐに見つけることができたので、さっそく参加させてもらうことにしました

初めて参加する私のために皆さんそれぞれご自身のおかれた状況をお話ししてくださいました  その日は私以外で6名いらっしゃったのですが、いずれも不登校歴がとても長いようでした  一番短い方でも1年強、長い方だと3年から4年とか  あと特徴的だったのが、高校生の子供さんが長期間の不登校となり、中退したり、通信制に編入したりということでした  中学から高校に上がるタイミングで不登校を克服できたという方もいらっしゃいました

貴重な実体験のお話をたくさん聞かせていただきましたが、正直なところますます恐怖が増してしまったというのが本音でした  数年単位で子供が学校に行かないという状況に居続けることは、現実となってほしくないとても怖い状況です  そんな状況に慣れたというのが正しい表現ではないかもしれないですが、一様にみなさん感情の波はありつつも行くところまで行きつき、ある意味その現状を受け入れないと自分の精神が持たないと自己防衛の本能が働いているように感じました

疲れているようにも見えたし、吹っ切れているようにも見えました

こちらのサークルは定期的に開催されていて、参加したければ参加し、したくなければしなくてもいい オンラインで参加も可能なようでした 

中学校と高校を不登校ですごしたのち、きっかけがあり大学に行き、その後就職したという元不登校児の方がオブザーバーでいらしていました 20代後半くらいの明るくてはきはきとした男性です そういうお話をされてもこの方が不登校だったとは、なかなか想像がつきません

不登校時代には昼夜逆転でゲームをしたり、親との関係もとても悪かったそうです  ただ、小さいころからやっていた運動系の習い事には時々参加されていて、そこを自分の居場所と感じることができたとおっしゃっていました  そこにやってくる小学生に指導することもあり、それをきっかけに大学進学の道が開いたそうです

よく「居場所」というキーワードが出てきますが、本当に大切なものなんですね 誰にも侵害されない、安心できる場所  そういう場所をびーとも見つけてくれるといいな、そこが家であり、仲の良い友達との時間だったり、学校だったり、そうやって広がっていってほしいと願っていました

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